こう思ったのは、アイドルグループ「嵐」の相葉雅紀さんではないでしょうか。
以下は、ジャニーさんと相葉さんとの会話です。
「ユーは、パスポート持ってるの?」
「持ってるよ」
「じゃあ、ハワイに行こうか!」
すべてはこの会話から始まった、とご本人様も述懐なさっておりましたが、パスポートの有無によって人生が左右されることもある。
ハワイでの「嵐」結成記者会見のため、パスポートの所持は必須だった訳ですね。
「ユー」という呼び方を連発するのは、このジャニーさんがあまりにも有名ですが、タレントのルー大柴(おおしば)さんも、英語交じりの日本語を連発なさいますよね。
「藪(やぶ)から棒に」を「藪からスティック」、「人生、山あり谷あり」を「人生、マウンテンあり、バレーあり」と言ってみたり、ルーさんのブログはいつ読んでも笑えます。
さて、パスポートといえば、2015年4月23日付のmsn(マイクロソフト・ニュース)に掲載されていた記事なんですけど。
旅行検索比較サイトの GoEuro.com が行なった「世界で最も強いパスポートランキング」。
1位から50位までが発表されていたんですけど、全部掲載しますと、あまりの長さに、読者の皆さまに対する嫌がらせになり兼ねませんので、とりあえずベスト30位までをお知らせ致します。
それぞれの数字は、ビザなしで入国出来る国の数、取得にかかる費用を表示しております。
1、スウェーデン 174か国 43米ドル
2、フィンランド 174か国 56米ドル
3、ドイツ 174か国 69米ドル
4、イギリス 174か国 109.7米ドル
5、アメリカ 174か国 135米ドル
6、デンマーク 173か国 95米ドル
7、カナダ 173か国 133米ドル
8、スペイン 172か国 30米ドル
9、ベルギー 172か国 76米ドル
10、オランダ 172か国 78米ドル
11、フランス 172か国 100米ドル
12、ポルトガル 172か国 76米ドル
13、日本 172か国 115米ドル
14、イタリア 172か国 135米ドル
15、ノルウェー 171か国 59米ドル
16、オーストリア 171か国 88米ドル
17、アイルランド 171か国 93米ドル
18、シンガポール 170か国 60米ドル
19、スイス 170か国 169米ドル
20、ニュージーランド 170か国 115米ドル
21、ギリシャ 169か国 98米ドル
22、オーストラリア 168か国 206米ドル
23、マレーシア 166か国 55米ドル
24、アイスランド 165か国 81米ドル
25、チェコ 162か国 25米ドル
26、ハンガリー 162か国 52米ドル
27、スロバキア 161か国 38米ドル
28、スロベニア 160か国 65米ドル
29、ラトビア 158か国 33米ドル
30、ポーランド 157か国 38米ドル
ちなみに30位以下では、
40、ロシア 100か国 52米ドル
47、中国 52か国 32米ドル
イギリスは4位、アメリカは5位、カナダは7位ですか。
日本の13位という順位も、立派なものですよね。
ビザなしで入国出来る国がこんなにもあるんですね、日本のパスポートでも。
でもって、こんなランキングに対して、日本人のパスポート保有率を調べてみますと、「24%」という先進国の中ではかなり少ない数字が出て参りました。
この数字は、人口の1/4以下とのことですが、イギリスのパスポート保有率は約60%。
カナダに至っては、約70%の人々がパスポートをお持ちになっているとのこと。
意外なところでは、「自由の国」アメリカなんですけど、約35%とこれまたかなり低めの数字であります。
アメリカのパスポート保有率の低さには、いくつか原因と思われる事象があるらしいのですが、まず第一に、2007年までは、カナダ、メキシコへの渡航にはパスポートが必要ではなかった、というのがあるみたいです。
近隣諸国へは、パスポートなしで入国が許可されていたと。
それと、アメリカという国は、観光なども含めてあらゆる分野で自己完結、国内ですべて賄(まかな)えるので国外に出る必要がない、というのもありました。
旅行に行くのも何もかも、国内で済んでしまう。
興味深い理由としましては、アメリカ人たちは外国語を学ぶことなどを筆頭に、基本的に諸外国への興味が薄いというのもありましたね。
「アメリカが世界でナンバー1である」と考えているフシも十分にあるので、この説も一理ありますよね。
と同時に、アメリカ人て、実はとても「保守的」なんじゃないの?、という疑問も湧き上がってきます。
「内向的」と言っても好いと思うんですけど。
軍隊だけはどこの国にも行っちゃう感じで、非常に「外交的」、「積極的」なイメージですけど、一般の国民の方々は、そうそう外国に出ては行かない。
アメリカの65%の人たちがパスポートを持っていないという数字には、正直驚かされましたね。
転じて、日本なんですけど。
日本のパスポート保有率は24%。
ということは、76%の日本人がパスポートをお持ちでない。
4人に1人も持っていないという数字ですから、かなり少ないですよね。
カナダの70%という数字は、国外からの移住者だらけの「多民族国家」ということを考えても理解出来るのですが、アメリカへの移住者もそれなりに多いと思うんですけどねぇ。
根っからのアメリカ生まれの人たちが、パスポートを取得しないんでしょうね。
ニューヨークなどの都市部の人たちの保有率はそれなりに高いらしいのですが、広大な田舎町を多数有するアメリカですから。
その辺にお住まいの方々が、パスポートをお持ちでないということなのでしょう。
日本の保有率の低さも、アメリカと似たような理由。
やはり、日本という国内で、すべてが済んでしまうという理由が大きいと思います。
何も外国に行かなくても、とか。
日本ほど「便利な国」は世界にもそうはないでしょうし、特に「東京」などはガイジン勢に言わせれば、「あこがれの街」。
一生に一度は行ってみたい、「スーパー・シティー」なのですよ。
トロントにて、初対面のガイジンさんから「どこから来たんだい?」と聞かれ、「日本」と答えた時は、「へぇ〜、日本なんだ」という反応。
が、しか〜し、「日本のどこだい?」と聞かれ「東京」だと答えるや目の色が変わり、「僕も一度は行ってみたいんだよぉ〜」と声色(こわいろ)まで変化する始末です。
「東京」へのリスペクトが半端じゃないんですよね、日本人が考える以上にね。
そんな都市を有する日本ですから、やはり海外には出て行かないのでしょうか?
思えば、大昔の「鎖国」の時代より、日本人は外国人に弱かったと申しましょうか、極力日本人だけで暮らして行きたいんですけど、という意思を持っていたような。
それが「単一民族国家」になった所以(ゆえん)でもありますでしょうし、どこの国とも陸上での「国境」を共有していない島国だったというのも大きいかも。
「黒船」とまでは申しませんが、ガイジン勢に弱いですもんね。
白人さんのイケメンとかにもねぇ。
相手がどんなガイジンだか判らない内から、手放しの笑顔を向けちゃたりしてね。
そんなにへり下ることなんかないのに。
日本人とアメリカ人。
あくまで、イメージ上では、「内向的な」日本人と「外交的な」アメリカ人。
が、パスポートの保有率を見てみると、アメリカ人たちはあまり海外旅行をしないんですよね。
アメリカ人は、実は日本人に意外と似ているところがあるのです。
臆病と申しましょうか、慎重な部分もその国民性には内包されているんでしょうね。
それに引き替え、カナダの皆さまは、夏休みともなりますと、これ幸いってんで、諸外国への旅行に旅立っているのですな。
それもまた、国民性。
カナダは国内では完結出来ない、とも言えるのかもしれませんが。
皆さま、アメリカも日本に劣らず、意外と「鎖国」なのでございます、「自由の国」アメ〜リカかと思えば、そんなに好き勝手に国を出入り(はいり)している訳でもなく、想像以上に「保守的」なのかもしれません、今回はパスポートの保有率から国民性なんかを考えてみました、好きですトロント!


