2015年09月09日

「ホールフーズ・マーケット」について少し考えてみたんですけど

トロントの「Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)」には、頻繁ではございませんが、それなりの頻度で通わせて頂いております。

日本の女性誌などでは、このスーパーの「エコバッグ」はカワイイ、オシャレともてはやされ、ホノルル店なんかはさながら観光スポットのようになっているみたいですね。

さて今回は、50歳を目前にしたわたくしが見た(そんなに大袈裟じゃないんですけどね)、オーガニックフードの覇者「ホールフーズ・マーケット」の魅力と現状につきまして、しばしお時間を頂戴致します。

1980年にテキサス州はオースティンで創業されたこのスーパー。

「オーガニック」をキーワードに確固たる地位を築いてきたのですが、フツーのスーパーとはそもそもどんなところが違うのでしょうか?

まず、店内に入って目につきますのは、一般のスーパーとは異なり「カラフル」だということです。

天井から、ピンクやムラサキ色の傘が開いた状態で、逆さまに複数本吊り下げられていたりして。

レジの周囲には、自社のロゴ入りの「エコバッグ」、「ランチバッグ」、「グラス」、「マグ」、「ボトル」などなどが大量に陳列されております。

デザインは、見るからに女性ごころをくすぐりそうな「花」、「自然」などをモチーフにしたものばかり。

野菜などの陳列も、大型スーパーのようにただただ積み上げてあるようなものではなく、葉物野菜なんかは引き抜き易いように、「ワインセラー」のように積まれております。

当然ですが、店内は「オーガニック」という言葉のオンパレードです。

特徴的なのは、それぞれの商品に「等級」を付けて販売しているということ。

例えば、「野菜」なんかですと、「Unrated(無等級)」、「Good」、「Better」、「Best」という具合にグレード分けをしております。

最高レベルの「Best」は、農薬は使っていません、「遺伝子組み換え」ではありません、土の管理も厳重です、虫も近づけさせていません、とにかくありとあらゆる品質にこだわった畑で収穫されたものです、ということになります。

逆に「Unrated」であれば、一般的な管理です、ということになりますね。

サプリメントとか、化粧品、パン、ケーキの類いも充実していますし、「レイアウト」っていうんですかねぇ、見せ方も上手いんですよ。

とにかく「女性ウケ」を狙っている。

しかも、徹底的にやっているような気が致します。

店内の雰囲気はスーパーじゃないですもんね。

例えて言えば、読んで字の如しで「マーケット」。

「市場」のワクワクするような感じが随所に宿っております。

地下鉄King(キング)駅から徒歩10分、「トロントの台所」という異名を持ちます「セント・ローレンス・マーケット」。

「ホールフーズ・マーケット」の店内は、このマーケットと同様の雰囲気を醸し(かもし)出しているような。

男のわたくしが見ておりましても、何だか楽しくなる感じ。

この辺りがウマいんでしょうねぇ。

消費者の心を、パッと見からして鷲掴みにしている訳ですから。

で、残念ながら盛り上がるのはここまででして、表示価格を見ると若干気持ちが冷めて参ります。

「オーガニック」と表示のある商品は、全体的にお高め。

仕方がないよね、厳重に管理されているんだもんね、と自分には言い聞かせております。

夕方に出掛けてみても、お客様でごった返しているかと思えばそうでもなくて、空(す)いているでもなく、混んでいるでもなくといった状態。

日本の主婦層の間で大騒ぎをされているような賑わいではないな、という感覚で見つめていたところに出てしまいました。

「Forbes JAPAN(フォーブス・ジャパン)」の2015年8月8日付の記事なんですけど。

「オーガニックフードの覇者、ホールフーズ・マーケットの株価急落」

驚きましたねぇ。

調子がいいもんだとばっかり思っていましたから。

「ホールフーズ・マーケットの株価が、年初来高値(ねんしょらいたかね)から30%もダウンしている」

「『ターゲット』、『ウォルマート』などのスーパーマーケットも、同様のカテゴリーの商品を扱い始めたからか、既存店売上高成長率が鈍化してきている」

などと書かれておりました。

ロサンゼルスを拠点とする「Trader Joe's(トレーダー・ジョーズ)」というグロサリー・ストア・チェーンが、「オーガニック」の商品を「ホールフーズ・マーケット」よりも低価格で販売し始めた。

「ホールフーズ」が「品物の不正確な重量表示」などの問題で、消費者に不信感を抱かれた。

そんな要因もあってか、成長率が鈍化しているという話もあるようですし。

要するに、同じようなジャンルの商品を「ホールフーズ」よりも安く売る店が出て来たので、そこにお客さんを取られてきていると。

難しいですよね、野菜、肉、魚などを、他店との「差別化」をし、かつ高い価格で売るというのはね。

「オーガニック」のキャベツ同士を比較させ、その差を消費者に見分けてもらうのは困難ですもんねぇ。

キャベツはキャベツですから(別にキャベツをバカにしている訳ではありません)。

それと、「食べ物」は食べればなくなってしまうものである、というのも大きいと思うんですよ。

クルマとかバッグのようにある程度後に残るものであれば、それなりに高額でも我慢出来ますが、何も残らないとなると、より安く済ませたくなるのが人間の常ですから。

「ホールフーズ・マーケット」で絶対に買わなければならない「理由づけ」が、それほどなくなってきてしまったのかもしれません。

こだわっているのが「オーガニック」ということだけでしたら、安いお店、安いお店へとお客様は流れてしまうと。

スーパー業界って、どうしても似たような商品のラインナップになってしまいがちですので、本当に大変ですよね。

まったく同一の品物を売るケースも多いでしょうし、そんな中で「差別化」を実現するのは至難の業(わざ)。

となると、どうしても「価格競争」に陥って(おちいって)しまうんですよね。

「オーガニック」という言葉からは、「体にやさしい」とか「地球にやさしい」。

「エコ」なんて言葉も想像されますが、それらを販売するスーパーマーケット間の争いは、「地球にやさしい」などいうイメージとはかけ離れ、熾烈(しれつ)を極めております。

思えば「ホールフーズ・マーケット」には、「目の保養(?)」のためだけに行くことが多ございます。

時代の先端を見に行くとか、そんな感じです。

「オーガニック」ではない商品を扱うスーパーよりはお高めということなので、簡単に「高い」とか言ってはいけないのかもしれません。

だって、それだけ管理に手間が掛かっているのですから。

「どう見ても高い」ではなく、「田中家にとっては高い」とか表現を変えないといけませんね。

日本の女性誌なんかでは、さも絶好調のように報じられている「ホールフーズ・マーケット」。

遺伝子組み換えではない野菜を中心に販売するなど、消費者に「安心感」を与えている点は、本当に素晴らしいことだと思います。

どうか、出来るだけお安く安全な食材を今後ともご提供下さいませ。

今回の内容はやや社会派(?)でお届け致しました。

「ホールフーズ・マーケット」のグッズは、カラフルながらも度は超していないデザインなので、男性でも十分使えそうですよね。

このブログはネット上に残ってしまうということは、野菜、肉、魚などの食べればなくなる「消え物」とは違う訳で、ひと手間もふた手間も掛け(ホントですかね)それなりに「差別化」をしていきたいと思っております、好きですトロント!

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2015年09月02日

トロントはハードルが低い!? 言語と住み分けにつきまして

田中家の夏休みのイベントはモントリオールへの列車の旅。

片道5時間というそれなりの乗車時間には、車窓を彩るさまざまな景色が素晴らしい。

まさに「世界の車窓から」の世界なんですけど、モントリオールは我が家にとりまして、トロントを除いた場合の「フェイバリット・シティー」。

引っ越してもいいかなと思っている数少ない街なのであります。

ケベック州に位置しておりますモントリオールは、トロントに次ぐカナダ第2の都市で、バリバリの「フランス語圏」。

第一言語が「フランス語」なもんですから、看板やら広告やらはすべて読めないのですよ。

何となく英語読みが出来そうな単語は理解出来るのですが、まったくどう発音して好いものか、皆目見当がつかないものも多数です。

それだけに、カナダ国内とはいえ、どこか英語圏ではないヨーロッパにでも来たような感覚。

「ここはどこ?、わたしは誰?」みたいな、場違い感(?)を味わえるのでございます。

まあまあ「フランス語圏」というだけに、フランス文化の影響を色濃く受けているのか、地下鉄、路上などでお見掛けする人々の服装が、何となく小ジャレている感じがする。

真夏なのでダラしなくなっても仕方ないのですが、トロントのそれよりもかなりちゃんとした格好の人々が多い印象でした。

女子のショートパンツ率も少な目ですしねぇ。

あと、「となりのトトロ」クラス(?)の男女をあんまり見掛けないんですよ。

これは、やはり「フランス料理」などの食事によるものなのでしょうか?

もしくは「喫煙率」が高いので、タバコによるダイエット効果なんてのも考えられますね。

モントリオールの街並みを見渡せば、そこここに施されている「落書き」の多さ。

広範囲をスプレーでペイントしてあり、それなりに上手なものもあるのですが、歴史的な建造物への落書きにはちょっぴり腹が立ちますね。

それも、あっぶない場所、どうやって書いたんだろう?と思うような高いところにあるんですよ。

落書きをする方は、出来るだけ困難な状況でペイントすることに快感、達成感を覚えるのでありましょうし、その心理は解らないでもないのですが、限度を超えたものはちょっとねぇ。

その建築を完成させた多くの人々に対して失礼なのでね。

つらつらとモントリオールの印象をお話しして参りましたが、ここで人々の「生息(?)」について考えてみましょうか。

「フランス語圏」であるということで、まず特徴的なのは、何と申しましてもアジア人が少ないということです。

トロントにおけるアジア人の多さと比較しますれば、「激減」という表現を使用してもよろしいくらいです。

「チャイナタウン」こそあるものの、地下鉄内などで中国人の方々を見掛けることは少なくなります。

アジア人と合わせて少ないのは、フィリピン人の方々。

「住み込みナニー(お手伝いさん)」としての永住権に応募する方の大半が、フィリピンからの移住者ということを考えますと、そのナニーの方々はモントリオールに簡単には入れない。

「フランス語」という壁がそれを阻止しているのでしょう。

逆に、増えて参りますのは、「フランス語」を第一言語とするアフリカ勢です。

黒人さんの比率は、トロントを大きく上回ると思われます。

フィリピン人の方々と同様、インドの方々も少ないですね。

やはり「英語」という武器だけでは、「就業」の場でそれほど戦えないということによるのだと思われます。

まずは「フランス語」を使えないと話にならない。

ですから、世界中からの移民が押し寄せることは少なく、「フランス語圏」でありますカナダのケベック州への移住は、甚だ「限定的」になっていると言えるかと思います。

モントリオールに観光に行って面白いのは、ショップなどで店員さんたちに英語で話し掛けた時。

こちらが「ハーイ」だの「エクスキューズ・ミー」と言った瞬間、明らかに相手は身構えますもんね。

「あ!、英語だ!、英語で返さなきゃ!」、ってね。

なので、割りとゆっくり目の英語をお話しになる方も多く、英文法に忠実な英語のケースが多い。

ということは、英語初心者でもよく聴き取れるという訳ですね。

スーパーマーケットなんかで道を尋ねた時も、ホント丁寧にゆっくりと英語で説明してくれますよ。

中には、英語がまったくダメという方々もいらっしゃいましたもん。

フードコートの「A&W」というハンバーガー店で食事を購入した際、こちらが支払ったコインを見せながら、英語で数えようとしたアフリカ人風のお姉さん。

もう途中から英語があやしくなっちゃって、首を振るだけの動きで何も言わなくなっちゃった。

スーパーで20代くらいの女性店員さんに道を尋ねた時も、しきりに英語が苦手で申し訳ないと謝るんですよ。

確かに何を言っているのかよく解らなかったんですけど、当然英語が本当に得意ではない人もいると思うんですよね。

変に高飛車に出てこられるよりはずっといいですけどね、旅行者としてはね。

滞在中、5、6箇所のスーパーを回りましたが、店員さんたちの態度、服装、話し方すべてが、トロントのそれよりもキチンとしていましたね。

雰囲気も明るいし。

何なんでしょうかねぇ、トロントのラフな感じはねぇ。

それを「フレンドリー」と言っちゃえばカッコがつくんですけど、「馴れ馴れしい」、「横柄(おうへい)」とも言い換えられる訳でね。

解り易く申し上げますと、モントリオールでは、スーパーのレジの人たちが「スタバ」の店員さんたちみたいな感じ。

当然、全員が全員ではないのですが、ハキハキ、テキパキ仕事をしてる感は漂っていましたね。

カナダでは数少ない「フランス語圏」でありますケベック州は、英語のみをお話しになるガイジンさんたちにとりましては、簡単には移住出来ない場所。

だ〜から、そういう意味ではハードルの低いバンクーバーやトロントなどに集結してしまうのですね。

アジア人、フィリピン人、インド人が少な目、ヨーロッパ勢、アフリカ勢が多めのモントリオール。

片や、アフリカ勢は少な目、アジア人を筆頭にそれ以外の世界中の人々であふれ返っているトロント。

「フランス語」を関門(?)にして見事な住み分けが成されております。

「北米のパリ」の異名を持つモントリオールですが、確かに「優雅な」感じはしますよね。

モントリオールは「フランス」、それに対して、トロントは「アメリカ」の影響を色濃く受けております。

あくまでイメージなのでお許し頂きたいのですが、フランスのプライドの高さを省いて、カナダ流の人の好さをプラスしたのがモントリオール。

アメリカの「差別」など競争の激しさを取り除いて、カナダ流の何となく抜けた感じを加えたのがトロント。

トロントもいいですけど、モントリオールも捨て難いですね。

同じカナダなのに、第一言語が異なるケベック州。

オリンピックが開催された割りには、日本ではあまり知られていないモントリオール。

ポテンシャルでは両都市ともに、知名度ナンバーワンのバンクーバーにまったく劣っていないと思われますので、日本でももっともっと認知されることを期待しております、好きですトロント!

*掲載写真は、モントリオールのショッピングモール「Eaton Centre(イートン・センター)」の男子トイレでございます。タイルなんかも外国にしては、何となく小ジャレてますよね。

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2015年08月26日

イートン・センターの「Roots(ルーツ)」にて、またまた「価値観」の違いを痛感するの巻

田中家の海外生活は、長期戦になるであろうことを考え、出来るだけ「質素」に。

決して海外移住に浮かれることなく、「コスト意識」を持って日々を過ごしているのですが、最近あんまり近づかないダウンタウン。

娘の洋服を購入するのでも、郊外にあるショッピングモールの方がセールの割引率が高かったりして。

やはりお金回りの好い方々が集うのがダウンタウンだと思われ、おんなじブランドの商品でも結構お高く売られちゃったりしてるんですよね。

そんなこんなで、「お買い物は郊外のモールで!」が合言葉の田中家なのであります。

おそらくトロントには、今後かなり長い間暮らす可能性が高い。

娘は、トロント近辺の大学に行くとは思うのですが、理数系の学部に進んだりしますと、これがあーた結構な学費を取られるのでありますよ。

だもんで、毎日の暮らしは「自炊」中心。

ただでさえ、トロントの物価はカナダ1、2を争うほど高いのに合わせて、特に「外食費」は東京よりも遥かにお高いのを加味致しますれば、海外だからとて無闇に羽を伸ばすことなど出来ないのでございます。

トロント最高!、美味しいレストランもいっぱいあるし、住んでる人たちもフレンドリー!

こんなことを言っていられるのは、滞在1、2年目までか、お子さんが小さい内かもしれません。

例えば、世界的に見ますと、天下の東京大学様よりもずーっとランクが上位なのが「トロント大学」。

やはり理数系の学部の人気が高いようで、放っておいても生徒が集まるのをいいことに、これらの学部は毎年毎年学費を上げていらっしゃる。

とりあえず「エンジニア」になるのが食いっぱぐれがないってんで、もう中国勢も韓国勢も、猫も杓子(しゃくし)も、理数系に突撃であります。

で、そんな学部に万が一娘が入った場合に備え、将来を見据えた生活のコストダウンを敢行している田中家です。

ご説明が長くなりましたが、「お金を落としていって頂戴ね!」と手招きしているダウンタウンには、かように極力行かないのではありますが、先日久々にお伺いした際に、まあまあちょっとした出来事がございました。

「Eaton Centre(イートン・センター)」という、それなりに大きなショッピングモール内にございます、カナダのブランド「Roots(ルーツ)」というショップを覘いた(のぞいた)時のこと。

子供服を見ておりまして、ふいにクシャミをしたわたくし。

すると、背後にいらっしゃった見ず知らずの男性(30代くらい)のお客さんが「ブレス・ユー(Bless you」と言ったのです。

まったく見たこともない男性がです。

しかも、笑顔で。

すぐに「センキュー」とお礼を言ったのですが、店員さんだったらまだ理解出来ます。

「Roots(ルーツ)」の店員さんが愛想笑いしながら、「ブレス・ユー」なんてのは考えられるかと思うのですが、他のお客さんからフツーに言われたので少しビックリするとともに、日本だったらどうだろう?と考えてしまったのです。

例えば、東京のどこかのショップに買い物に行き、いきなりクシャミをしてみます。

周囲の見ず知らずの男性から、「お気をつけて」とか言われる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

というよりも、そのような習慣などハナからないんですけど。

トロントでは、バスに乗っていて席に座っている状態でクシャミをして、後ろのお姉さん(おそらく20代くらい)から、やはり「ブレス・ユー」と言われたこともあります。

お礼を言うために振り返ると、やはり会ったこともない女の子でした。

欧米では(他の国でもあるようですが)、クシャミをした人には「Bless you(ブレス・ユー)」を言うのが礼儀みたいになってますよねぇ。

その起源は、クシャミをすると体の中から好い運が出て行ってしまうので、それを気遣って「God bless you(神様からのご加護がありますように)」だったそうです。

それにしても、クシャミをして見ず知らずの人が「お気をつけて」なんて言ってくれるなんて、どんだけ親切なんだよという話でね。

あとは、コンドミニアムのエレベーター内なんですけど。

我が家は高層階なのですが、途中乗ってくる住民の皆さんが、全部とは申しませんが、かなりの確率で「笑顔」で挨拶をしてくるのです。

エレベーターに乗っているほんの数十秒の出会いなんですけど、天気とか気温の話なんかを振ってくる見知らぬ方々もいらっしゃる。

で、これもフレンドリーさから来てるのかなぁと思えばそうでもないみたいで、「私はあなたの敵ではないですよぉ〜」という意思表示みたいです。

エレベーターはいわゆる「密室」でございます。

女性なんかは特にアブない訳です。

そんな時、「笑顔」で話し掛け、敢えて沈黙を破って雰囲気を変える効果を狙っているのもあるようです。

男のわたくしだって怖いですもんねぇ。

夜のエレベーター内で、ガタイのいいロバート・デニーロとかケビン・ベーコンみたいな男と2人っきりだったらねぇ。

犬のドーベルマンと対峙(たいじ)しているのと大差がないような気が致します。

その空気を柔らかくする意味での「笑顔」&「挨拶」と。

これって、日本のマンションではどうなんでしょうかねぇ?

わたくしは、日本ではマンションで暮らした経験がないのでございますが、エレベーターに乗り合わせた知らない人にやたらと声を掛けたりしますかねぇ。

コンドのエレベーター内では、若い連中も、挨拶をすればそれなりに返してきますからねぇ、結構柄の悪い感じの子たちでもね。

それが自分の身を守ったり、治安の維持につながることを子供の頃から自然に覚えてきたんでしょうけど。

こんなのも、日本とは異なるかもしれません。

あとですねぇ、移住当初にやたらと目に付いていたことがあるんですけど。

長いのですが参ります、題して、「トロントのニュース・キャスターたちは、スタジオにゲストを迎えたトークの際、なぜに皆、必ずといっていいほど足を組むのだろうか?問題」、です。

これは謎でねぇ〜。

相手がハリウッドスターだろうと市長だろうと、「偉そうに」足を組んで、ソファーにふんぞり返ってしゃべってる。

「偉そうに」

大抵の日本人には、ゲストを迎えている番組のホストが、ゲストが足を組んでいないにもかかわらず、率先して足を組んでいたとしたら、一体どんな風に映るでしょうか?

この「偉そうに」もそうでしょうけど、「生意気だ」、「ゲストをバカにしている」とか。

生放送でしたら、番組に抗議の電話が殺到しちゃうかも。

で、その後ネットで検索したり、書籍(「クール・ジャパン !? 外国人が見たニッポン」鴻上尚史(こうかみしょうじ)講談社現代新書)で読んだりしたのですが、これがあーた「偉そう」でも何でもないんですよ。

逆に、彼らは、「あなたの話に興味がありますよ」、「あなたのことを信頼していますよ」ということを、足を組むという態度で相手にアピールしているそうなのです。

ガイジン勢に言わせれば、人と対面で話しをしていて、足を組まないのは失礼に当たる。

え?、そーなの?

だ〜から、番組の司会者たちは、ゲストを迎えるなり足を組み始めるという訳ね。

当然、ゲストの方も足を組んでるケースが多いですし、日本のテレビではあり得ない光景になってしまうのですな。

話している人の全部が全部足を組んでたり、ヒドい時なんかは、ホストが足を思いっきり投げ出しちゃってたりね。

自宅でしゃべってんじゃないんだからさ。

日本人なら、おそらくこう思っちゃうはずです。

わたくしも、何だ?この人たち、と度肝を抜かれたクチですから。

中には愛想が悪い方々もいらっしゃいますので、ガイジンだから全部やるという訳ではありませんが、見ず知らずの人がクシャミをしても「ブレス・ユー」。

コンドミニアムのエレベーター内での、見知らぬ人との笑顔での挨拶。

ニュース・キャスターたちがゲストを前に、敢えて足を組むということ。

日本では「あり得ない」、「非常識」なことが、海外では「当たり前」、「常識」だったりする訳ですね。

いわゆる「価値観」の違いは本当に興味深いですね、こんなのに出くわすのが海外生活の「醍醐味(だいごみ)」であり、「意義」なのかもしれません、でも、わたくしは、トロント市長を前に足を組むのは、やっぱり抵抗ありますねぇ、好きですトロント!

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posted by 田中フラッフィー at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | トロント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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