朝の気温は12度で、日中は22度まで上がるという予報でした。
天気は曇りがちながらも晴天を維持。
明日からは最高気温が10度台前半の日もあるみたいですけど、ひとまず今日は暑くもなく寒くもなく。
誠にいい塩梅(あんばい)でありましたねぇ。
さあさあ、今日もトロントのニュースショー。
最高視聴率を誇っております「CP24(シーピー・トゥエンティーフォー)」の話題から参りましょう。
取り上げさせて頂きますのは、
・「Dove(ダヴ)」の動画広告は人種差別?
なんですけどね。
皆さま、もうご存知の話題かもしれませんが、「ダヴ」がやらかしちゃったというニュースをば。
「ダヴ」は、「黒人」女性がシャツを脱ぐと「白人」女性に変化するという、「ボディー・ウォッシュ」の広告のため非難にさらされている。
多くのソーシャル・メディアの利用者たちが、「人種差別」だと指摘しているからである。
というニュースなんですけど。
「ダヴ」曰く。
「この広告が攻撃を受けていることを非常に後悔しています」
「『肌の色』を十分に考慮して女性を表現することに失敗してしまいました」
この動画は、すでにフェイスブックからは削除されているようなんですけどねぇ。
「黒人」女性が茶色のシャツを脱ぐと、淡い色のシャツを着た「白人」女性に変わり、そのシャツを脱ぐと、「褐色(かっしょく)」の女性に変化するという「3段オチ(?)」でありまして。
ネット上では、「黒人」さんから「白人」さんへの変化のみが取り沙汰され、独り歩きをしちゃったようなんですけどね。
まあまあ、商品が「ボディー・ウォッシュ」でありますからして、そのコンセプトには、この商品を使用すれば、「あなたもこんなにキレイになりますよ!」、というニュアンスは当然含まれている訳で。
で、言葉はちょっぴり荒っぽいんですけど、「黒」から「白」への色の変化を見せれば、そりゃあ、黒人さんのことを「使用前」として扱っているのでは?
という疑問を抱かせるのも至極まっとうですしねぇ。
てことは何かい?
「黒人」さんの肌の色を侮辱してるんですかい?
などという流れで大騒ぎになってしまったと。
順番の問題でもないんでしょうけど、百歩譲って、「白人」さんから「黒人」さんへの変化だったらどうでしたかねぇ?
つまり、単純に「色」で申し上げれば、「白」から「黒」への変化なんですけど。
これですと、何ぼか「差別」的な表現は薄まるかもしれませんよね。
ですが、「ボディー・ウォッシュ」の広告であれば、「如何に汚れが落ちるのか?」をアピールするべきものなのに、「白人」さんがシャツを脱いだら「黒人」さんに様変わりですと、視聴者に想起させるイメージ(「悪いイメージ」も含めまして)はどうでしょう?
何が言いたいのか、まったく意味が伝わらないような。
でもって、「褐色」の女性から「白人」女性でも、おんなじように「差別」だと認定されちゃうでしょう。
「褐色」の女性から「黒人」女性、3番目が「白人」女性でも、後半2人の流れがやっぱり問題視されるでしょうしねぇ。
そもそも、どんな理由であれ、「汚れを落とす」などがコンセプトの商品の広告に、「黒人」さんと「白人」さんを同居させるのは無理があるのかもしれません。
ということからも、今回の広告は完全にアウトなんじゃないですかねぇ?
あのシャツを脱いじゃうという行為からは、「黒人」さんをやめちゃう、もしくは生まれ変わっちゃうようなメッセージも見て取れますし。
どうしてあんな広告案が通っちゃったんだろう?とも思うんですけど、関係者の誰もがおかしいとは思わなかったのも怖いんですけどね。
動画をアップしてみて、大批判されるまでまったく気がつきませんでした、ですから。
昨今では、こと「差別」に関しましては、「表現の自由」をも侵食し始め、一体どこまでがOKなのだろうか?、と考えさせられることもしばしばです。
とはいえ、今回の広告の発案者に「差別」的な発想がなかったかといえば、決してゼロではなかったような。
「黒人」さんから「白人」さんへの流れにすれば、キレイになることが一発でアピール出来るぞ!
そんなヤラシイ思惑が垣間見えるんですけどねぇ。
で、「黒人さんか可哀そう〜」などと我々も呑気なことを言ってはいられないと。
ひと度、海外にお出ましなれば、ニッポン人もこの「黒人」さんサイドに位置するのは動かし難い事実ですから。
世界には「白人至上主義」というおバカなもの言いはあっても、それ以外の人種「至上主義」などという表現はないのでありまして。
日本人は「黒人」さん、「ヒスパニック系」の皆さま方と同様、あくまで「差別される側」なのだということを認識していれば、他の民族に対して「差別」などしている場合じゃないな。
そんなスタンスに落ち着くのございます。
「白人」さん VS 「その他大勢」という振り分けですから。
本日は、「ダヴ」の広告はどう見ても人種差別なんじゃないの?、につきまして。
トロントでは幸いなことに、「日本人」だからといって「差別」を受けた経験は一度もありません。
世界から見れば、ニッポン人は「差別される側」。
アメリカで暮らしている皆さまの方が、よりリアルに「差別」を体感されているかもしれないですね。
それでは、また次回の「つぶやき」で。
Dove apologizes for Facebook soap ad panned as racist.


