中央改札を出た場所で、15分ほど人を待っていたのですが、改札内には、背中に「特別警戒中」と書かれた若い警察官が2人。
何となく目で追っていたのですが、突然2人が走り出したのでビックリしたのです。
まさにダッシュといった感じで、改札を出ようとしていた、メッセンジャーバッグを肩に掛けた男性に駆け寄ったのです。
何、何、何が起こったのよ?
あの人、指名手配犯とかなのかしら?
もしや、わたくしも逮捕に立ち合っちゃうとか。
それくらい走り込んで、2人で男性を挟んだかと思えば、「カバンを開けて下さい」。
いきなり「所持品検査」の開始です。
怪訝(けげん)な顔をする男性。
バッグを受け取り、中をくまなく調査する警察官の方々。
特に問題になるような品物は発見出来なかったみたいで、ご協力有難うございましたで、無罪放免。
ホッとした顔で改札を出る男性だったのでした。
「職務質問」て、あんな感じでやるんだ。
でも、どうやって怪しいなこの人とか、判定するのでしょうか?
と思っていると、またまた呼び止められたのは、メガネをお掛けになったジャンパー姿の男性。
さっきの男性とはまったく雰囲気が違います。
警察官の方々が一般市民を呼び止める「基準」って一体何なのでしょうかねぇ?
わたくしには、呼び止められたお二人ともさして怪しくは見えなかったのです。
駅の構内を行き交う人々の中で、どうしてあの2人だったんだろう?
ものの15分で、2人に職務質問でしたね。
警察官独自の「勘」のなせる業(わざ)なのでしょうか。
以前よく警察官に呼び止められたのは、小学校5年生の頃に買ってもらった自転車に乗っていた時ですね。
「失礼ですが、この古い自転車はあなたのものでしょうか?」
そんな時は、自転車の後ろタイヤの「泥よけ」の部分に、亡くなった祖父が油性マジックで書いたわたくしの名前。
そのフルネームを見せ、携帯している保険証を差し出し、照合してもらえば一件落着です。
怪しまれるほど老朽化した、37年間乗ってまるで「化石」のような我が自転車。
「職務質問」されたのは、自転車についてだけですね。
さて、トロントのピアソン国際空港にて、数年前ですかねぇ。
スーツケースを受け取るベく、ターンテーブルの前でボーッと立っていたのですが、イヌのシェパードを連れた検査官のような男性が登場。
あれ?、あのイヌはいわゆる「麻薬犬」かしら?
長時間のフライトで疲れ切った人々のニオイを嗅ぎまくるシェパード君。
と、わたくしの左隣に来るや、いきなりけたたましく鳴き始めたのです。
え?、わたくし?、何で、何で、何で?
その時の心境は完全に「寝耳に水」、もしくは真冬にトイレ掃除をし終わった後。
うっかり便座を温めるスイッチを入れ忘れ、冷え切った便座にいきなりお尻を載せた時の、思わず片方のお尻を上げてしまったクラスの驚きですよ。
イヌが思いっ切り吠えているので、手荷物を待っている人々のほぼ全員の視線がわたくしに集中。
手ぶらで立っていたのではありません。
その時は、成田空港の売店で購入したスナック菓子を持っていたのです。
白いビニール袋に入れてもらっていたそのお菓子は名は、「カラムーチョ」。
小袋が5連になっているのですが、その「カラムーチョ」にシェパード君は強烈な反応を示したのです。
検査官の男性に、成田空港で買ったスナック菓子である旨(むね)を説明するや、大笑いしながら申し訳ありませんでしたと謝罪。
シェパード君の頭を軽く小突いたのですが、イヌなりに何となく気まずい顔をしていた憶えがありますね。
「麻薬犬」は「カラムーチョ」に反応してしまう。
あのスパイシーなニオイは強烈なんでしょうね。
「職業犬(?)」のプロフェッショナルな鼻を惑わすのですから。
空港の手荷物受取所なんですけど、毎回イヌが回って来る訳ではないですよね。
羽田でも、何匹もイヌが出動している日もあれば、まったくいない日もあります。
「麻薬犬」への調教は、イヌを麻薬中毒にしているのではないか?、動物虐待では?、などの疑惑もあるようですが、本当のところはどうなんでしょうねぇ?
そもそもイヌを使わない方法ってないんですかね。
シェパード君の「嗅覚」と警察官の方々の「勘」。
公共の場で、どちらにも駆け寄られたくはないですよね、出来ればね。
トロントのピアソン国際空港なんですけど、日曜日の警備がユルいと申しましょうか、X線検査場の雰囲気が何だかまったりしてるんですよ。
明らかに平日とは違います。
土曜日、日曜日勤務とかだと、ガイジン勢は手抜きではないんですけど、ユル〜く勤務しそうでしょ?
土、日に空港を利用すると、ちょっぴりですけどダラダラしてますもん。
ガイジン勢は、自分の気持ちに正直(?)ですから。
我が娘は、別にアブないものを持っている訳でもないのに、「金属探知機」を毎回速足(はやあし)で通っています。
走って通り過ぎる方が、止められないとでも思っているのでしょうね。
毎回、検査官の方々に笑われてますもん。
あの枠を若干足早に通り抜けてる人なんか、あんまりいませんからねぇ。
でも、「金属探知機」をくぐる前の妙な緊張感と、無事くぐり抜けた後の意味不明なやってやった感もよく解りませんね。
何なんでしょうねぇ、胸を張りたくなるようなあの気持ちは。
日中、警察官の「職務質問」を目(ま)の当たりにして、いささか興奮気味だったわたくし。
それでは、また次回の「つぶやき」で。


