気温は19度。
今日の最高気温は20度を若干超えるくらいみたいですから、いよいよ「短い秋」の到来でございます。
今週は水曜日くらいから、最高気温が15度以下になるようですので、「紅葉」なんてものも進んだりするのではないでしょうか。
トロントの自宅周辺の森(?)の状況ですが、ようやく赤や黄色に色づき始めた木々が出始めたかなぁといった頃合い。
嫌ですねぇ。
ほんの短い秋の後ろには、「恐怖の冬」が待っている訳で。
毎年、毎年のこととはいえ、強風の日などは、体感気温がマイナス40度(!)を下回る真冬のトロントであります。
ガイドブックに載ってた情報とは全然違うじゃんかよ、などと声を荒げてみても寒いのはどーにもなりません。
外出時はひたすらクルマ移動の方でしたら、われわれの気持ちなどご理解頂けないかもしれませんが、「徒歩組」にとりましてのトロントの冬は「最悪」。
ほぼ6ヶ月に渡るなが〜い、なが〜い冬だけはどーにも勘弁してほしいと思うのであります。
我が敬愛申し上げておりますタレントの大橋巨泉(おおはしきょせん)さんなどは、「トロントは『寒冷地』だからさ」とおっしゃっておりますが、このご意見には大いに禿同(「はげどう」激しく同意の意)。
カナダ、オーストラリア、ニュージーランドとお住まいを転々と出来る巨泉さんのご意見は、悲しいかな正しいと思います。
だって、トロントの冬は本当に寒いんだもの。
おそらく、日本のどこよりも寒いんではないでしょうか?
わたくしが今までに体験した、最低の体感気温は驚愕のマイナス46度!
マイナス46度ですよ、皆さん。
その日は娘をミドル・スクールまで送っていくため、最寄りの地下鉄駅まで歩いたのですが、外出後数分で体の芯まで凍えそう。
もう完全防備をしてるんですよ、厚手のダウンジャケットを着て、ズボンも防寒、ブーツも履いて。
でもって、腰には「携帯用カイロ」を貼り付けたのですが、まったく効果なし。
駅に到着し、電車に乗り込んでも寒くて仕方がないのですよ。
娘ともどもガタガタ震えてるんですから。
身の危険を感じた寒さは、あのマイナス46度の朝だけだったのですが、トロントでは毎冬マイナス40度くらいにはなるんですよ。
体感気温ですけどね。
ちなみに気温的にはマイナス34度とか35度くらいで、風が強いと体感気温がマイナス45度とかになっちゃうのです。
「冷凍食品」の気持ちが解ると申しましょうか、「死」を意識しちゃう感じ?
何度暖かいバンクーバーに引っ越そうかと思ったことか。
冗談抜きでね。
で、今日はあれですよ。
先日、ある駐在員の奥様とお話しした時にお聞きした発言につきまして。
そのご家族は、トロントに駐在して来て5、6年くらいでしょうか。
久々にお会いしたのですが、意外なことをおっしゃっていたのですよ。
「トロント生活はどうですか?」とお聞きしたのですが、返って来た返事は、「もう帰りたいんだけど」。
理由はやはり、トロントは東京と比較するにつまらない。
エンターテインメントが圧倒的に不足していると。
憧れの海外生活。
海外に出られていいじゃな〜い、などと日本のママ友からは言われたものの、出て見た感想はそれほど楽しくはない。
あるでしょうねぇ。
我が妻が言うには、トロントにお越しのママたちを苦しめるものワースト1は、ずばり「毎日のお弁当」なのではないかと。
お子さんのお弁当作りは、幼稚園からハイスクールまで続きます。
ほぼ毎日お弁当を作り続けるとすれば、トータル15年近く(!)、お母さんたちは「お弁当地獄」に悩まされるのですよ。
割りと料理が好きな我が妻でさえ、「もう勘弁してほしいんだけど」という日も結構ありますからねぇ。
ミドル・スクールになりますと、学校のカフェテリアで子供にパスタとかパンなんかを買わせるという手もあるのですが、カロリーも高いし、お値段もバカにならないですからねぇ、ほぼ毎日でしたらね。
それにしても、「15年間のお弁当作り」って、もう表彰したいくらいのレベルですよ。
この「給食というシステムがない」のは、お子さんをお持ちの海外移住者にとりましてはキツいですよね。
こういう情報を知らないで、ほとんどのママたちは海外に来るでしょうから。
ガイジン勢なんて、お弁当に関しては手抜きの嵐ですもん。
5日連続、ハムだけを挟んだ「ベーグルパン」とか、フツーにあるみたいですからねぇ。
「お弁当地獄」もそうなんですけど、トロントには「娯楽」というものがそもそも少ない、ということも日本人のお母さんたちを悩ませているのだと思います。
「もう帰りたいんだけど」のお母さんも含めましてね。
主に夏に行なわれるイベントも、ほとんど毎年おんなじ。
代わり映えしないんですよね、この時期にはあそこに行ってぇとか、観客が分散しないで集中しちゃうのですよ。
そもそも「選択肢」がないのですね、東京ほどね。
日本の女性月刊誌に出て来るような生活に憧れているお母さま方にとっては、まったく持って簡素(?)に映ると思うんですよ、海外生活は。
銀座、渋谷、新宿、原宿、表参道、代官山、恵比寿、六本木などなど、東京にはめくるめく街が多々存在しております。
デパ地下もない、東京ディズニーなんちゃらもない、コンビニも、自動販売機もない。
ほとんど吉 幾三(よし いくぞう)さんの名曲「俺ら(おら)東京さ行ぐだ」の世界ですもんねぇ。
「ないないづくし」と申しましょうか。
トロントはこんな状況ですので、東京とまったく同じノリを期待すれば、「もう帰りたいんだけど」になってしまうことも大いにあるでしょう。
我が家の場合は、「帰りたい」とかはないんですけど、冬の寒さには未だに馴染めないというだけですね。
トロントは、歩道という歩道に何気なく大木があったりして緑が豊富。
散歩好きの我が家にとりましては、それこそ最高のコンディションなんですよ。
歩いておりましても静かですし、東京よりも不便とはいえ、のどかな部分は本当に素晴らしい。
何気なく街中に森があったりもしますし、コンドミニアムの眼下に見える景色も申し分ないとか。
ですから、冬の寒さを我慢してでもトロントに留まってる訳でね。
当たり前なんですけど、みんなトロントで楽しく暮らしてる訳じゃないんですよ。
旦那さんのお仕事の都合で、仕方なく来ているご家族もいらっしゃる訳です。
要は、「帰りたい人もいれば、来たい人もいる」、「トロントに合う人もいれば、ダメな人も」と。
「海外移住の光と影」とかいうテーマで、またまたブログが書けそうですけどね。
さぁ、全体的にテンションが低めの今日の文章。
小雨が降っているからでしょうか、こんな内容になってしまいました。
トロントにお住まいのお母さま方。
毎日の「お弁当地獄」、本当にお疲れさまでございます。
「給食」は、夢のような制度ですよね。
そんなことを痛感するのも、海外生活の意義(?)なのかもしれません。
妻曰く、毎朝その日のお弁当を作りながら考えているのは、「明日のお弁当何にしよう?」だそうです。
どこの国で暮らしても、ママは大変。
それでは、また次回の「つぶやき」で。


