2015年09月25日

日々のつぶやき「トロントの地下鉄はやはり遅れているのであろうか?」

トロントにて日常生活を送る際、地下鉄利用が多ければ多いほど、随分日本のそれとはかけ離れているなぁという場面に遭遇することでしょう。

「Suica」、「PASMO」など、日本ではチャージ可能なIC乗車券が当たり前。

自動改札で「タッチ・アンド・ゴー」の世界なんですけれども、トロントのそれは未だに「手動改札」です。

「トークン」と呼ばれる1セントコインをやや豪華にした感じのコインを専用の通貨として改札機に入れ、3本ひと組の金属製のバトン(?)を回転させて構内に入ります。

「ガシャン、ガシャン、ガシャン」というその音は、昭和時代の遊園地の入り口を思い出させる佇まい(たたずまい)。

1980年代くらいですかねぇ?

トロントの地下鉄の改札はね。

日本と比べると、時代錯誤感がありありですから。

で、不定期に乗車する場合には、基本的に「トークン」をおよそ3ドル(約300円)で購入しなければならないのですが、問題は「定期券」です。

定期券と申しましても、当然「カード」なのですが、本日のテーマはこの定期券についてでございます。

「Monthly Metropass(マンスリー・メトロパス)」という名称で1ヶ月間有効の定期券が販売されているのですが、購入した日から1ヶ月有効なんていう、日本ではごくごく当然のことが出来ないのですよ。

毎月、1日から月末まで有効。

これだけです。

例えば、6日に購入しますと、1日〜5日までの乗車賃はムダになってしまうのですよ。

あり得ないでしょ?

ある月の途中で定期券が必要になる方々もいらっしゃる訳ですよねぇ。

当然、「買った日から」1ヶ月有効になると思うでしょ?

ところが、トロントというところはそんなにアマくはないのですよ。

1日から月末までの定期券しか存在しない。

ですから、毎月1日の朝なんかは、定期券を購入する方々でごった返しちゃうのです。

でも、「Weekly Pass(ウィークリー・パス)」もあるじゃない?、というご意見もあるかと思います。

が、しか〜し、こちらのパスにも問題があるんですよね。

1週間の定期券の使用可能期間は、「月曜日から日曜日まで」なのです。

しかも日付と曜日も決められている。

どういうことか?

例えば、本日24日(木)にこのカードを購入しますと、「21日(月)〜27日(日)まで有効」分のカードを買うことになり、21日(月)〜23日(水)までの乗車賃をムダにしてしまうのです。

ね、融通(ゆうづう)が利かないでしょ?

ですから、「ウィークリー・パス」は、月曜日に購入するのが「マスト」なのですよ。

日本でしたら、こんなのは絶対に許されないでしょうね。

「マンスリー・メトロパス」は1日から、「ウィークリー・パス」は月曜日から「強制的に」スタート。

乗車距離によって運賃が上がって行くシステムではございませんので(1トークンでどこまでも、バス、路面電車への乗り継ぎもOKです)、乗車、及び降車駅の指定なんかは必要ないんですけどね。

2ヶ月、3ヶ月有効の定期券とかもないし。

年間契約をすると、毎月、毎月、割引料金で「マンスリー・メトロパス」が自宅に郵送されてくる、なんていうサービスもあるにはあるのですが。

2015年とは思えないほど不便なのです。

カナダの全部が全部、こんな昭和時代以下みたいな状況ではないんですよ。

先日訪れたモントリオールでは、「Suica」、「PASMO」と同様のIC乗車券がありましたし、「タッチ・アンド・ゴー」をそれこそ当たり前に実践しておりました。

観光客用に、硬質の紙製ではありますが、3日間有効のパス(これもタッチするタイプのものです)がありましたしね。

日本と同様に「購入日から3日間有効」という、トロントでは夢のようなカードなんですけど。

定期券などというものは、購入日から有効なのは当然ですもんねぇ?

トロントの地下鉄の状況は、以上のように遅れに遅れております。

とても先進国に所属しているとは思えないほどに。

モントリオールで出来ているんですから、トロントに出来ないはずはないんですよ。

改札口を改良するコストがないんでしょうかねぇ。

地下鉄の車両は、「南北線(ライン1です)」だけグレードアップしたんですけど、「東西線(ライン2)」を含めたその他のラインは旧型車両で、昔ながらの薄暗く、何となく好からぬ事件が起こりそうな雰囲気のまま。

カナダ最大の都市トロントなんですけど、地下鉄に関してはもうちょっと何とかしてほしいというのが本音ですね。

トロントから久々に東京に戻りまして、自動改札を通る際、乗った分だけ料金を引かれていくシステムを考案した人は天才だな、とつくづく思います。

東京はトロントからすれば、ある意味「未来都市」。

本日は、ガイドブックには小さ〜くしか掲載されていないトロントの地下鉄の「現状」につきまして、それなりにリアルにご報告させて頂きました。

それでは、また次回の「つぶやき」で。
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posted by 田中フラッフィー at 09:14 | Comment(4) | TrackBack(0) | フラ・つぶ(フラッフィーのつぶやき) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
定期の仕組みってそうなっていたのですねぇ。
ICカードとかなくて不便に感じていましたが、全てにおいて日本より遅れていますね。
改めて、日本の素晴らしさ、カナダの発展?の遅さを考えさせられました。
トロントって、っというかTTCってそんなにお金ないんですね。やはりカナダという国が車社会だからなのでしょうか。
どうにか改善していただきたいものです。
Posted by サリー at 2015年10月03日 06:42
サリー様

いつも大変お世話になっております。

さて、この度はコメントを頂戴しまして誠に有難うございました。

トロントの地下鉄の「定期券」はあり得ないくらい「前時代的」ですよね。

使いたい日から買えない定期券って何なの?、と思いますし。

よく市民たちから苦情が寄せられないですよね。

クルマ社会とはいえ、結構利用者がいるんですけどねぇ。

お金がないのも当然あると思いますね。

2024年のオリンピック候補地への立候補も、結局資金面でどうにもならなくてダメになっちゃいましたし。

トロント市自体にも、それほど余裕はなさそうです。

でも、そんなに好景気とも思えないモントリオールでもICカード乗車券が採用されているので、お金だけの問題ではないのかもしれません。

1社独占なので、工夫、改善を怠ってきたという理由も考えられますね。

トロントの地下鉄につきましては、改善点が山積みだと思います。

例えば、東京メトロなんかがシャレで1駅を受け持ち、「自動改札」を導入するなど、刺激を与えてやらないとずっと今のままかもしれませんね。

気温が10度台だというのに、電車内に「冷蔵庫」並みの冷房をかける必要はないので、まずは「いつからでも購入可能な定期券」の販売を切に願っております。

トロントの地下鉄は「ガラパゴス」。

独自の「進化」を遂げたというよりも、まったく進化していない状態なのは間違いございません。

トロントと比べれば、日本の地下鉄はほとんど「SF」とか「CG(?)」の世界ですよね。

サリー様、いつもご愛読有難うございます。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

田中フラッフィー
Posted by 田中フラッフィー at 2015年10月03日 08:57
ほんと、日本の企業が乗り込んできてくれないですかね。
狙える市場だと思うのですがね。
Posted by サリー at 2015年10月17日 03:07
サリー様

いつも大変お世話になっております。

トロントの地下鉄は、モントリオールなんかと比べても相当遅れておりますので、何とかしてほしいところですね。

「ICカード乗車券」がない先進国の大都市って、それほどないような気がするんですけど。

観光都市として更なる発展を遂げたいという希望があるのなら、あらゆるインフラの再整備をお願いしたいところですよね。

サリー様、今後とも「好きですトロント!」をどうぞよろしくお願い致します。

田中フラッフィー

Posted by 田中フラッフィー at 2015年10月17日 07:53
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