「Indigo(インディゴ)」の前あたりなんですけど、家族で駅に向かって歩いておりますと、メインストリートであります「Yonge Street(ヤング・ストリート)」を北から南に向かってゆっくりと走って来る乗用車がございました。
たまたまわたくしめが最初に気がつき、妻と娘に教えたのですが、何とも言えない妙なフォルム(?)のクルマなんですよ。
ん?、屋根の上に白くて大きなモノを載せてない?
何だろうねぇ、屋根だけ白く塗ったクルマなのかね?
段々と近づいて来る乗用車を見て、家族一同クチあんぐり。
屋根を白く塗ったと見紛う(みまごう)ばかりだったのは、何と「ベッドのマットレス」を伸ばして広げたまま積んでいたのです。
でも、まあまあマットレスを屋根の荷台にきちんと積んでいたのなら、へぇ〜トロントって、マットレスを自分で持って帰るんだ、配送とかしてもらわないの?、というお話。
皆さま、ここからは、頭の中で詳細にイメージを膨(ふく)らませて下さいね。
クルマの種類は、ごくごくフツーの4ドアの乗用車。
窓という窓は開いております。
屋根の上には、「荷台などはなく」直接、おそらく「クィーンサイズ」かと思われるベッドのマットレス2枚が、「透明のビニールだけを被せられた状態で」、重ねてヒモで縛られて(ペアになって)載せられております。
ここまではよろしいでしょうか?
さぁここからですよ、皆さん。
全開の窓という窓からは、驚くなかれ「人間の手」が出ていたのです。
そのマットレスを押さえるために。
要は、それぞれの窓から1本ずつ手が上に向かって出ておりまして、マットレスが落ちないように、4人でしっかりと押さえながら走っている。
後ろを走って来るクルマなんて、マットレスが落ちてくることを警戒しちゃって、ものすご〜く車間距離を開けちゃってるし。
そりゃそうですよねぇ、前のクルマが屋根にベッドのマットレスを積んで手で押さえていたら、誰でもあっぶねぇなぁ〜と思うはずですからねぇ。
わたくしも含め、妻も娘も大爆笑。
周囲の皆さまも、さすがに立ち止まって見てらっしゃいましたよ。
ゆっくりのスピードでしたが、信号で止まることもなく通り過ぎてしまったので、それなりにしか見届けられなかったのですが、その姿はアニメ「チキチキマシン猛レース」そのものでありました。
方向的には、おそらく「IKEA(アイケア…日本の発音では『イケア』)」で購入したと思うんですけど、買ったはいいけど、どうにも車内には入り切らないので、仕方なく屋根に伸ばして載せてみた。
まあ自宅までは、ヤング・ストリートを1本だから、押さえてりゃ大丈夫だろう、とかいうガイジン勢の出たトコ勝負。
日本でしたら、白バイがすっ飛んで来ることでしょう。
というよりも、みっともないので誰もやろうとはしないと思いますけどね。
思えば、トロントでは、クルマのトランクに荷物が入り切らず、フタを開けたままグワン、グワンさせながら走ってるのなんてザラですもんね。
トロントのメインストリートですから、ご覧になった方はいらっしゃらないですかねぇ?
夕方の4時半頃だったんですけど。
とてつもなくインパクトがありましたね、面白いし、アホみたいだし。
クルマの屋根にマットレス2枚を重ね、4人で手で押さえながらの走行。
「ヤング・ストリート」がいくら延々まっすぐの道だからってさ、どう考えても危ないと思うのですが。
皆さま、こんなのもまさしく「トロント流」。
「何でもアリ」、「やりたい放題」の実例でございます。
日本人の想像を遥かに超えてくるトロント。
まさか実写版「チキチキマシン猛レース」が見られるとは。
こんな所も、トロントの魅力なんでしょうかね(苦笑)。
それでは、また次回の「つぶやき」で。


