夕方でそれなりの人通りの歩道に向かって、「スターバックス・コーヒー」から出て来た女性なんですけど。
年の頃は20代中盤くらいで、右肩にはバッグを掛け、Tシャツにショートパンツにサンダル姿。
なんか手に持ってんなぁ〜と思えば、左手の人差し指と親指で、大きめの「クロワッサン」をはさんでいらっしゃる。
皆さま、驚くなかれ、「むき出し」ですよ、「むき出し」。
紙袋に入れてもらわないのは「トロント流」?
ここ数日間で2人目ですね、パン1個を素手で「むき出し」で持って歩いているのを見たのはね。
東京では、どう考えてもあり得ない光景ではないでしょうか。
「横浜中華街」とか「原宿竹下通り」ならまだしも、イベント性などまったくない歩道です。
手にはクロワッサン。
後ろ姿を目で追っていたのですが、食べるでもなく、クロワッサンを持った手をフツーに振りながらずーっと歩いていたんですよね。
話はちょっぴり脇道に逸(そ)れるんですけど、このお姉さんは、クロワッサンを買った時、店員さんから「トング」ではさんで、いったん右手でもらって、左手に持ち替えたのでしょうか?
「From トング to ハンズ」
はたまた、手に持っちゃうとお財布を出せないので、トングから口で受け取って、いったんくわえてたりして。
「From トング to マウス」
まあ普通に考えれば、一度袋に入れてもらって、その袋をお店に捨ててきたというのが正解でしょうね。
クロワッサンを袋なしで、素手で持ち歩く。
まるでケータイでも握っているかのように。
こうしたことからも、トロントがいかに「何でもありの街」かがお解りになりますよね。
凄いのは、すれ違う人々が、誰一人としてクロワッサンに注目などしていないこと。
思うに、「ホットドッグ・スタンド(露店でホットドッグを販売しているお店ですね)」が駅前という駅前にはございますので、いわゆる「立ち食い」の文化は十分にある訳ですね。
ちなみに、ホットドッグのお値段は、ダウンタウンでは3ドル50セント前後(約350円)、地下鉄を北上しまして、学生の多いEglinton(エグリントン)駅周辺ですと、2ドル50セント(約250円)程度でございます。
そのホットドッグを、その場で、しかもパンを直接手で握っちゃって、豪快にかぶりついている人たちも多数いらっしゃいますので、クロワッサンをつまんで持っていようが、そんなのどーってことはない。
こんなのも「価値観」の違いなのですね。
「個人主義」なんかもあるんですかね、他人のことは気にしないとか。
それでも、初めて見た時はさすがに焦りましたねぇ。
「おい、おい、あのお姉さん、手にクロワッサン持ってねぇかぁ?」
田中家全員、クロワッサンに釘(くぎ)づけ。
トロントの日常は、かようにやりたい放題なのでございます。
ブログのネタには事欠かないので有難いんですけどね。
世界中からの移民だらけなので、良い意味でも悪い意味でも、本当にいろいろな方々がいらっしゃいますこと。
それでは、次回の「つぶやき」で。


