2015年07月08日

東急ハンズにて、「人種差別」について考える

わたくしが敬愛しております、「ラジオ界の神」と称される吉田照美さんなんですけど。

大竹まことさん曰く、「吉田照美はラジオの天才だよ」。

東日本大震災以来、政治、原発問題などへの歯に衣着せぬトークで、以前の照美さんのスタイルとは異なり、完全に権力との「戦闘モード」で気合いが入っております。

小学校高学年くらいから、照美さんのラジオ番組に夢中になったのですが、あこがれの存在の1人ですね。

5〜6年前のイベントで、たまたま娘を抱き寄せ、一緒に写真に収まってもらったことがあったのですが、以来、お会いする機会があれば、トロント生活の話をしております。

「いい根性してるよなぁ」、「フツー、なかなか海外までは行けないでしょう」から始まった会話なんですけど、先日の照美さんのラジオ番組(「吉田照美 飛べ!サルバドール」 月〜金 午後3時30分〜5時50分 文化放送)のメールテーマは、「外国はすごい」でした。

そこで、トロントの公立のミドル・スクールでの日常を書いて投稿してみました。

採用されたメールの内容は、ざっとこんな感じです。

トロントのミドル・スクールは、ピアス、ネックレス、メイクもOK。

髪の毛の色も、茶髪はもちろん、ピンクでもグリーンに染めて登校しても、真面目に授業を受けていれば特に問題ありません。

カナダは「多民族国家」ですので、ターバンを巻いた人、民族衣装を着た方々もおりますので、いわゆる「服装しばり」をすれば、即「差別」につながってしまい兼ねません。

そもそも「生徒手帳」など存在しませんので、日本のような詳細に書かれた「校則」など聞いたことがない。

我が娘は、ピアス、メイクこそしていませんが、学校にネックレスはして行ってますね。

ケータイはまだ持たせていませんが、ミドル・スクールには「アイポッド」を持って行ってます。

日本の中学と比較すれば、やりたい放題、誠に自由気ままな学校生活を送れるのがトロント、ということになりますでしょうか。

先日、娘から、日本で「黒」と「肌色」の色鉛筆を買ってきてねというオーダーが入りました。

で、色鉛筆をバラ売りしている最寄りの店舗はどこかということになりまして、「東急ハンズ」様へと向かったのでありました。

果たして、色鉛筆のスペースはどれほどのものかと探してみるに、懐かしの「サクラ クーピーペンシル」を発見。

あの色鉛筆そのものが「芯」で出来ているようなヤツですね。

わたくしが小学生の頃に発売された「サクラ クーピーペンシル」。

当時は、その値段からか、えーとこの子供たちしか買ってもらえなかった代物であります。

でもって、バラ売りの色鉛筆なんですけど、まず、簡単に見つけられたのは「黒」。

が、しか〜し、どうにもこうにも見つからないのが「肌色」です。

ない訳はないよねぇ、人の顔を塗る際には、最も多用される色なんだからさ。

でも、どこにもないのです、それらしき名称は。

仕方がないってんで、店員さんにヘルプを願ったのですが、回答は大変意外なものでした。

「お客様、今は『肌色』という名称はございません」

「『肌色』は、最近では『うすだいだい』と呼ばれております」

「うすだいだい」?

おっしゃる通り、お尻(?)部分の側面に「うすだいだい」と表示された色鉛筆。

どこをどう見ても「肌色」にしか見えないんだけど、なぜに「肌色」じゃないのかしら?

「『肌色』という名称は、『人種差別』つながるので、数年前に廃止になりました」

「人種差別」とな?

人間の肌の色は千差万別。

「肌色」のような、どちらかと言えば白っぽい色に統一されるのはおかしいと。

でもさぁ、「だいだい」って「オレンジ」のことじゃなかったっけ?

薄いオレンジ。

「肌色」を思い浮かべないと思うんですけど、「うすだいだい」だと。

人間のほっぺとか、ビルのタイル、壁の色とかを表現する時にも、「うすだいだい」だと色をリアルに想像出来ないかも。

たぶん、「肌」という漢字がいけないんでしょう。

だったら、柔道の世界(「技あり(Wazaari)」)みたいに、アルファベット表記にして、「Hadairo」とかにしちゃえばいいのにね。

そうすれば、漢字が消えて、音だけが残る訳で、差別的なイメージはなくなるんじゃないですかねぇ。

「肌色」は「肌色」だもの。

「東急ハンズ」でまさか「人種差別」の話をされるとは。

そんなことがあった時、偶然ネットで見つけたのは、「世界の人種差別がヒドい国TOP10」。

2014年1月に掲載されました、「LIST CRUX」というホームページの記事なんですけどね。

そこには、さまざまなジャンルのTOP10が報道されているので、ご興味があればご一読してみてもいいかも。

それでは、見て行きましょうかね。

タイトルは、「Top10 Most Racist Countries in the World」です。

まぁ、ワーストな順位なんですど、1位から。

1、アメリカ

2、イギリス

3、オーストラリア

4、ルワンダ

5、日本

6、ドイツ

7、イスラエル

8、ロシア

9、パキスタン

10、インド

皆さま、如何でございましょうか?

1位のアメリカは文句なし、イメージ通り、といった感じですかね。

我が娘のガーディアンをやって頂いておりますエージェントさん曰く、「セントルイスにある某企業なんですけど、同じ会社なのに、白人さんが働くフロアと黒人さんが働くフロアが未だに分けられています」。

社員の方々は、「差別だ!」とか騒がないんですか?、と尋ねてみると。

「彼らは、世の中には、差別があるのが当たり前だと思っています、それくらいのことには、もう関心を持たなくなっているのです」

あきらめてるの?

2位のイギリス、3位のオーストラリアですけど、やはり白人さんたちが幅を利かせているんですかねぇ。

あ、別に、白人さん=差別の根源と決めつけているのではないのですよ。

白人さんの警官が、無抵抗な黒人さんを銃で撃っちゃったりするニュースが、やたらとクローズアップされるものですから。

「奴隷制度」などを考えれば、差別の歴史で、常に上位にいたのは、白人さんになってしまうのですが。

オーストラリアで受けた差別の話は、ネットで検索してみると結構な数が出て来ますね。

真偽は分かりませんが、あるにはあるんでしょうね。

で、トロントはどうなんだい?

はっきり申し上げましょう。

あくまで、田中家の意見ということでお考え頂きたいのですが、トロントにて差別を受けたことは一度たりともありません。

レストランにて、料理を運んでくる順番を意図的に変えられたとか、銀行、役所なんかでも、日本人だからといって、不遜な扱いを受けたことも皆無です。

そもそも、トロントの中でも、アジア人が多い地区に住んでいるというのもあるかもしれません。

娘の同級生も、圧倒的に中国人が多いし、差別されるも何も、多数派のアジア人に所属している訳ですから、されるはずがない。

見た目は、中国人の方々とさして変わりませんしね。

この差別の有る無しというのは、「治安」にも関係しているのかもしれません。

先日、商談をした方から聞いた話なんですけど。

その方は、ニューヨーク、トロントと視察をしたそうなのですが、その雰囲気の違いにはビックリしたと。

ニューヨークは明らかに緊張感があり、トロントはのんびり、ゆるやかな空気が流れていた。

誠に漠然とした感想ですが、ニューヨークの緊張感は、もしや人種同士の日常的な闘い(?)にも起因しているのかしら?

あのピリピリした感じは、トロントにはないですもん。

治安そのものが最も大きな要因だと思うんですけど、トロントにも、近づかない方が好い地域はありますが、ニューヨークの比ではないような気もしますしね。

アメリカは、州によっては銃の所持がOKというのも問題ですよ。

持っていれば撃ってみたくなるのが人間ですから。

「銃の乱射事件」とかいうニュースを見る度に、「またか」とため息をついてますもんね。

でもって、日本はワースト5位なんですけど。

記事を読み込んでみると、外国人を低賃金で雇っているとか、劣悪な労働条件が問題のようです。

白人さん vs 黒人さん、とかいう肌の色にも根差した差別ではなく、日本人 vs その他のガイジンさん、という図式。

何だか、懐かしの「鎖国」にも通ずるような感じですね。

アメリカもカナダも「多民族国家」に変わりはないのに、こと「差別」に関しては、アメリカの方がキツいような気がします。

何ででしょうね?

場所も近いのにねぇ。

「東急ハンズ」にて、「人種差別」を考える。

「肌色」という表現は廃止、「うすだいだい」と呼んでね。

思えば、セクシーなポスターなんかでも、「女性差別だ!」とかいう時代ですもんねぇ。

わたくしどもが子供の頃にね、全裸の女性が、両手でリンゴを持って、それで股間を隠しているというグラビアがあったのですよ。

麻田奈美(あさだなみ)さんというモデルさんなんですど、雑誌の「平凡パンチ」のポスターがそれですね。

もう、男性陣興奮しまくり。

一世を風靡したどころか、その時代を象徴しているようなグラビアなんですけどね。

当時は、その「股間にリンゴ」のグラビアを巨大なパネルなんかにして、近所の洋服屋さんなんかにフツーに飾ってあったんですよ。

店内に入ると、エロに目覚めた少年たちは、さして用もないのに、そのパネルの前を行ったり来たり。

今の時代では絶対に無理でしょう。

「差別」、「女性蔑視」以前に、「ハレンチ」だとか言われそうですしね。

思うに、「差別」とは、「表現の自由」に抵触しているようで、せめぎ合いをしているようでもあります。

ベスト(的確)な表現があるのに、若干差別的なので、残念ながら使用出来ないとか。

「うすだいだい」は知らなかったなぁ、色鉛筆を買いに行かされ、お陰さまでブログが1本書けました、トロントは差別が少ない都市というのは、大いに誇っても好いと思いますよね、好きですトロント!

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posted by 田中フラッフィー at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | トロント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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