6月に入りますと、真夏日が連発され、かと思えば、下旬なんかは、「梅雨寒」とかで慌てて長袖シャツを出す始末でした。
季節外れのクーラーを使用する日もあったりして、暑かったり寒かったりで、何となく風邪気味が抜けないいや〜な1ヶ月でしたね。
早くトロントに戻りたい。
ブログを開始した4年前、再三に渡ってお伝えしたかと思われますが、わたくしめは、とにかく暑さに弱いのでございます。
ここ7、8年前くらいからなんですけど、サラリーマン時代なんかの毎年8月ともなりますと、朝の通勤時の暑さのため、会社に到着する前に大汗をかいちゃって、持参しているスポーツドリンクを飲んでも、どーにもダルくて仕方がない。
軽い熱中症になっちゃいまして、最寄りの病院にて点滴を受けること1時間。
誠に涼しいベッドに横たわり、医者と患者の会話も丸聞こえ。
患者さんが1人もいない時には、看護師さんたちの愚痴まで聞けちゃったりして、大変有意義なネタ探しの時間になったものでした。
そうそう、以前、心臓の「不整脈」の発作で、救急車にて病院まで運んで頂いた時のこと。
やはり、真夜中の病院のベッドで点滴を受けながら安静にしていると、聞こえてきました、看護師さんたちの愚痴トーク。
「まったく、救急車が無料だからといって、さっきの患者さんなんか、腰痛で来たじゃない?」
「肩こりで救急車を呼んだケースもあったらしいわよ」
凄い会話だな、こりゃ。
確かに、タクシーとか家族にクルマで送ってもらうことも可能な症状かもしれないのに、何でもかんでも救急車を呼んじゃう、というニュースを以前に聞いたことがありました。
夜のとばりが下りる頃、当直で、まさに緊急を要するような患者さんの到着に備えているにもかかわらず、腰痛とか肩こりだとねぇ。
その診療のために、まさに救急の患者さんの診療が遅れてしまったらどーにもならない。
わたくしは、「不整脈」だからセーフかな?、許してくれるでしょうか?
まだまだ強めの動悸がしている中、妙に気を遣ってしまった記憶がございます。
今でこそ、その「発作」は減ってきたんですけど、サラリーマン時代はストレスが多かったせいか、数ヶ月に1回くらいのペースで大騒ぎになっていたのです。
まだ娘が幼稚園に行かない頃ですが、救急車が到着し、部屋をあとにする時、娘の寝顔を見ながら、これが最後になるかもしれないな、なんて縁起でもない考えが浮かんだりして。
「アタシは働く才能がないから、あなたに先に死なれると、ホントに困るのよ」
生涯、専業主婦を貫きたい我が妻は、常々こんなことを申しております。
「トロントに移住しないで東京にいても、働いてなかったかねぇ?」
わたくしめが尋ねてみても、妻の答えは「絶対に働いてない」。
家事が大好き。
「一生メシ炊きババア」を自称するカミさんなんですけど、わたくしの意向でもあったのですよ。
ご意見はさまざまでしょうが、「差別」でも何でもないんですけど、基本、子供が小さい頃は、出来るだけお母さんはお子さんのそばにいてあげた方がいいんじゃないかしら?
キレイ事だとか、批判されるのを承知で申し上げているんですけどね。
「可能であれば」という注釈が付いてしまうんですけど、お母さんは出来るだけ長い時間、子供と触れ合っているのが理想だと思ったのです。
「父性」では無理だもの、「母性」でないと。
ミルクには限界があるような気もしますしねぇ、母乳には敵わないと思うのですよ。
日本の公立の小中学校は、基本的には給食ですよねぇ。
トロントでは、毎日お弁当持参ですので(カフェテリアでランチを購入することも出来ますが)、大抵はご両親のどちらかが作ることになりますね。
東京でしたら、ことランチに関しては、手抜き(というよりも、ノーマーク)でいられたかもしれないのに、トロントに移住してしまったがために、妻のお弁当作りはマストになったのであります。
ほぼ毎朝5時台に起きてのお弁当作り。
娘をミドル・スクールへ送り、洗濯、掃除、買い物、夕飯の準備、迎え、娘と2人で夕食、入浴、という流れがウィークデーでしたら毎日続きます。
以前は、週1回くらいはカフェテリアでランチを購入したものでしたが、味が濃いとか、カロリーが高い、値段が高いなどの理由で、結局お弁当ばかりになってしまいました。
我が家には、「マングース」が住んでいる。
名前は個人情報なので、ここでは言えない。
こんな夏目漱石先生の名作のような書き出しで、毎年1回掲載させて頂いておりますのが、我が妻を題材にした「マングース」シリーズ。
一見おとなしそうに見えるのに、小柄で凶暴。
自分よりも明らかに大きいコブラに闘いを挑んでいくマングース。
家庭内での妻の異名は、いつしかマングースになっておりまして、1年間お疲れさまという意味も込め、懺悔(ざんげ)という意味合いもあり、始めたのが起源であります。
シリーズも「4」になったということは、このブログは、めでたく4年目を迎えたのであります。
奇跡ですね、奇跡。
だって、最初は1年分(約50回)のテーマしかなかったのですよ。
で、続いても1年だな。
トロントがいくらカナダ最大の都市だからといって、そんなにネタはないだろう。
料理には興味がないし、旅行もそんなに行かないでしょ。
更に、いわゆるフツーのブログはわたくしには無理。
そんなこんなで、トロント VS 東京 というスタイルで、日常生活における素朴な疑問をテーマに据えたのでありました。
我が娘は、今年で13歳。
友だちのご両親たちの年は、30代後半がほとんどなんですよ。
我々はダントツに年寄りで、間もなく50歳。
老眼もそうなんですけど、物忘れもいよいよ多くなってきました。
よくある症状(?)としましては、芸能人のお名前が出て来ない。
「あの人、誰だっけ?、あの角川の時代劇映画で主役をやった人さぁ」
「あれだよ、あれ、シングライク何とかとか、クライズラー何とか、あぁ、最後まで、グループ名が出て来ないや」
我が妻は物忘れもそうですが、それなりに面白いなぁと思うのは、その「言い間違い」です。
以前、何気ない会話をしている時に、「それが醍醐味(だいごみ)だよね」と言おうとして、「醍醐味」を「ごだいみ」と言い放ったことがございます。
もうねぇ、「だいごみ」だか「ごだいみ」だか、どっちだか分からなくなっちゃうみたいなんですよ。
かと思えば、「それは、ワナを仕掛けられたのよ、『タラップ』を仕掛けられた感じね」
え?
「タラップ」は仕掛けるんじゃなくて、上ったり下りたりするもんじゃないの?
「トラップ」を「タラップ」と言い切る我が妻です。
先日などは、娘がハマった日本のドラマ。
「アルジャーノンに花束を」と言おうとして、「アルジャジーラに花束を」とか言っているし。
「アルジャジーラ」って、中東系のテレビ局じゃなかったっけ?
別にアルジャジーラに花束をあげなくってもいいんじゃないのぉ。
かと思えば、わたくしめが妻と買い物に行った帰り道。
穏やかな春の日の歩道を歩いていて、「アナタにいくつか言いたいことがあるんだけど」から始まった会話が予想外に盛り上がり、わたくしへのクレームへと急展開。
妻が言い放ったのは、「アナタに言いたいことは、山の方(ほう)にあるのよ!」。
わたくしがキョロキョロと辺りを見回し、山を探しておりますと、事態を把握した我が妻。
「あぁ、『山の方に』じゃないわ、『山のように』だったわ」、で大笑い。
「あの、年をとってフツーに死んじゃうヤツって何だっけ?」
妻が言いたかったのは、「老衰」のことでした。
「あんまり上手じゃない文章ってさぁ、やっぱり『奇想天外』がないじゃない?」
それは、「起承転結」が正解です。
錦糸町にある映画館が入った商業施設であります、「楽天地」。
「あのさぁ、錦糸町の『新天地』なんだけどさぁ」
新天地は、新しい引っ越し先とか、いわゆる新しい世界のことですね。
かように「言い間違い」が多いカミさんには、日頃からホントに笑わせて頂いております。
皆さま、毎週お読み頂いておりますベテラン(?)の読者の皆さまでしたら、「また今年もかよ?」とお思いになるかもしれませんが、何度聞いても面白いものは仕様がない。
今年もまた、行ってみましょうね。
「言い間違い」といえば、やはりこの方です。
タレントでも何でもないのに、一部では大いにリスペクトされている奥様。
そうです、今年もまた三宅裕司さんの奥さんにご登場願いましょう。
熱帯夜明けの朝に、「夕べはムシムシして」と言うべきところを、「夕べはムラムラして眠れなかったわ」。
初めて行く病院に予約の電話を入れた時、「お名前は?」、「三宅です」、「どんな感じですか?」と聞かれて、「セレブ風?」。
ホテルにて、「チェックインは何時ですか?」と言うべきところを、「ベッドインは何時ですか?」。
病院の受付で、「ICU(集中治療室)」に行こうとして、「CIAはどこですか?」。
小学校の三者面談で、先生からお子さんとのふれあいが大事ですと言われ、「スキンシップ」と言うべきところを、「スキンヘッドですね!」。
子供がウソをついた時に、「ウソは万病のもとよ」。
義母に手紙で、「暮も近づきまして」と書くべきところを、「墓(はか)も近づきまして」、と書き間違い。
もの凄く儲けているお坊さんの話をしていて、「坊主丸儲け」と言うところを、「坊主丸坊主ね」。
フラれた女の子から相談を受けている時、「あなた、人間は顔じゃないわよ」と言うべきところを、「あなた、人間の顔じゃないわよ」。
三宅裕司さんの奥様の言い間違いで、わたくしが最も好きなのは、何といっても、三宅さんをある奥さんに紹介しようとした時のひと言。
「アソコに立っているのが、ウチの主人です」と言おうとして、「アソコが立っているのが、ウチの主人です」
もう最高ですね、何度聞いても笑えるんですけど。
「しゃぶしゃぶ食べ放題」と言おうとして、「食べ食べしゃぶ放題」。
ガソリンスタンドで、「ガソリン満タン」を、「マソリンガンタン」。
昔からの知り合いのことを説明しようとして、「同じ釜(かま)の下に住んでるんだから(「同じ釜のメシを食う」+「同じ屋根の下に住む)」と大混乱。
三宅裕司さんが犬を飼いたいと言ったところ、「誰が世話するのよ?」と言うべきところを、「誰が始末するのよ?」。
こんなもんでいいですかねぇ。
ご存知でない方がいらっしゃいましたら、ぜひとも知って頂ければと思いまして、こうして定期的な布教活動(?)をしているのであります。
ホント、笑えますよねぇ。
素敵だなぁ、まさに「言い間違い」のプロですね。
妻とは結婚16年目なんですけど、結婚当初に、「いずれ海外移住出来たらいいよね」とは話していたものの、まさか本当に実現するとは夢にも思いませんでした。
それで、妻、娘と「半別居」してから5年ですか。
わたくしはサラリーマンではありませんので、「定年」などありません。
妻からは、「死ぬまで働け」と叱咤(しった)激励されておりますので、生きていれば70代までは仕事をするつもりです。
年間半年はトロント、残りの半年を東京という生活を、ほぼ最後まで続けると。
残りの人生、妻と娘と「直接」会えるのは、寿命の半分しかない訳ですね。
東京にいる時は、毎日「スカイプ」で話しているのですが、このバーチャル(?)な付き合いが、もう半分。
トロント・東京間を年間2〜3回の往復を繰り返しておりますが、自分の人生が、こんなにも飛行機に乗る人生になろうとは。
皆さま、人生とは、本当に思いもよらない展開になってしまうものですよ。
「引き寄せの法則」なんてのがありますが、他人から何と言われようと、アホみたいに思い込んでると、徐々にでも、思い込んでいる方向に人生が動いていくのは確かですね。
ブログを書くとも思っていなかったし、ましてや3年間も続いてしまった。
その内容も、「ペニス」から「原発」まで。
こんなトンチンカンな文章ばかりを書いている旦那に付いてきた、妻よ、アンタはエラかった!
「アタシは絶対に働けないから、アナタが多少の浮気をしても、離婚だけはしないからね」
何とも頼もしいと申しましょうか、真正面から来る「つきまとい」とか「ストーカー」みたいでもあります。
最後に、昨年の「マングース」でもお話ししたんですけど、「縁起もん(?)」なので、我が妻の「凶暴性」につきまして、もう一度簡単なご説明をば。
娘がまだ幼稚園の年少くらいの頃でしたでしょうか、その日はなぜかグズグズしておりまして、カミさんの言うことをどうにも聞きませんでした。
夕飯の支度をしていた我が妻は、業(ごう)を煮やして、「グズグズ、グズグズうるさいわねぇ〜、まったくいい加減にしなさいよ!」と右手に持っていた包丁をまな板に叩きつけた!
鈍い音とともに、妻の手に衝撃が走ったかと思えば、包丁が真っ二つに折れ、刃先が宙に舞ったのであります。
折れた包丁は、何だか「ナタ」とか「斧(おの)」みたい。
映画「シャイニング」に登場するシーン、ドアを突き破る斧のようなフォルムに成り果ててしまったのであります。
小柄で凶暴な、マングース。
わたくしがトロントに不在の折りには、娘の世話を100%してもらっている我が妻には、まったく持って頭が上がりません。
今年はいよいよ「ティーン」の仲間入りですから、かなり生意気になってきている我が娘。
妻に文句を言って、ドヤされることも度々になってきております。
身長でも妻を裕に超え、足の長さも、イマドキの子供らしく、うらやましいくらいに細くて長い。
田中家は、生涯別居状態ではあるけれども、必要な時にだけ集まれる集団であればいいからさ。
将来、娘がトロントで就職する保証はありませんので、わたくし、妻、娘がバラバラになる可能性もありますしね。
地球上のどこかで、みんな元気に暮らしていればいいから。
たまに「スカイプ」で、会議(?)みたいに近況報告をすればいいよ。
中国勢、韓国勢も、トロントでは、母子家庭が当たり前だからさ。
お父さんだけ母国に残ってせっせと働いているのは、ごくごくフツーだもんね。
日本では珍しくても、世界では、それほど「異端」ではないんだよ。
如何でございましたでしょうか?
こんなブログも、皆さまのお陰を持ちまして、辛うじて4年目を迎えることが出来ました。
毎週毎週、長過ぎる、クド過ぎる、意見が極端、料理が出て来ない、そもそもこれはブログではない、とかさまざまなご意見は、至極ごもっともでございます。
思い浮かぶままに、ただひたすらに、週1回の掲載を落とさないことだけを心掛け、これからも適度に頑張ります。
長きに渡りお読み頂いている皆さま、誠に有難うございます、またお時間がある時だけ、または一見(いちげん)さんも大歓迎、感謝・感激でございます、4年目もまた例年通り、訳の分からないノリで頑張ります、それにしてもいつまで続くんですかね?、好きですトロント!
*掲載写真は、文中にもございます「怒りのため、妻が折った包丁」でございます。昨年の掲載時に、読者の皆さまを震撼させたそのルックスは、どこをどう見ても、「ナタ」や「斧」ですよね?


